3/27 Minako@四谷天窓
RADIOHEADやThe Strokes、Feistなど、
暗澹とした洋楽ロックをこよなく愛する、現役女子大生SSW・Minako、初観。
予想を超える、ど変態っぷりに、ライヴ中、ずっとにやけが止まらず。
ループマシンを使ってThom Yorkeのようなコーラスワークを吹き込む「Re:born」だけでなく、
他の曲も、テンションコードだらけ、転調・テンポチェンジだらけ、
使ってるコードも、おおよそJ-POPらしからぬ展開。
青葉市子が英ロックの暗澹とした世界観にヤラれちゃったような感じの、天才肌。
それでいて、ちゃんと歌詞は日本語で、サビもちゃんと作るあたりに、
自分の吸収した洋楽を、咀嚼して、自分なりのJ-POPにしようという
気概を感じるのがまた稀有。
普通、これ系に振り切れると、歌詞も全部英語になりがちだが。
あと、頭の中に、結構具体的に、洋楽っぽいトラックが鳴ってそうに見えたので、
是非、バンド編成でライヴが観てみたいと思ったし、
gee-geで、J-POP系の弾き語りアーティストと対バンするよりも、
オルタナなガールズバンドに混じって対バンした方が、ファンが広がりそうに見えた。
ただ、歌詞が日本語である、というだけで、
歌で”言葉”を伝えることに注力してないあたりは、やはり洋楽の娘、という印象で、
せっかくメロディ同様に独自の世界観たっぷりの歌詞を書いてるんだから、
それを伝えるための歌い方・アレンジなどを考えていかないと、
このままマニアックな扱いを受けて終わってしまいそう。
音楽性は、ど真ん中で、すごく面白い才能だけに、
今のままでは、もったいなすぎて、唇かみきれる。
http://www.youtube.com/watch?v=I2aZlrYOzAA