8/30 JYONGRI@下北沢440
デビューシングル「Possesion」がスマッシュヒットとなり、
その後、いくつかのデジタルヒットを飛ばしたものの、
近年、リリースもライヴもなく、ハタから見ると活動休止状態にあったが、
本人の制作意欲は衰えることなく、実は、知り合ったミュージシャンの協力を得て、
LAで英語詞中心の商業作品とは一線を画した自らのクリエイティブと真正面から向き合った
新作を制作中のJYONGRI。
http://jyongriofficial.tumblr.com
その門出を祝うような25th Birthday Liveが下北440で行われた。
ギター/ベース/ドラムの3ピースによるシンプルな演奏。
ブラックミュージックというよりは、オーガニックなサーフに近いようなシンプルさ。
新曲を中心に、懐かしい昔の曲もリアレンジして散りばめられていた。
もともと、歌唱力は半端ないJYONGRIの類まれなその声を堪能し、
再確認できたことは嬉しかったが、いくら最高のシンガーソングライターだったとしても、
今までほとんどライヴをやってこなかったのに、
3ピースシンプルな演奏、シンプルなアレンジで、2時間尺のワンマンライヴを、
頭から尻までエンターテインできるかというと、そらやっぱり難しいよなー、と思ったのも事実。
今回の自主企画ライヴは再スタートに向けたはじめの一歩だとしても、
これを定期的に続けていかないと、意味がない。
演奏陣は、バークレー出?と思われる敏腕の外人が揃ってたけど、
だからこそ、シンプルな伴奏に徹するだけでなく、3ピースに必要なグルーブと驚き作りまで、
詰めたアレンジも聴いてみたかった。
今は、本人の中に湧きあがるこれまで抑圧されてきたクリエイティビティの爆発を、
具現化することで精一杯だったが、ここからどこまでお客さん目線で、
音源やライヴでエンターテインできる内容にまで持っていけるかがカギだと思う。
JYONGRIほどの才能を持ったひとだから、きっとそれもできると思うし、
JYONGRIほどの才能を持ったひとだからこそ、もっともっと期待をかけてしまうのでした。
ひとまず、再スタートおめでとう!お誕生日おめでとう!