1/25(土) 大野雄二@調布さくらんぼ
ルパンの音楽でおなじみの、大野雄二御大。
ライフワークのようにやってる、調布の小さなJazzBarで行われるライヴ、
いつか行ってみたくて、ずっと夢見てて、やっと行けた!!
早めに行って、良い席を取ろうとしたら、なぜかもう席は決まっていた。
私どもみたいなイチゲン様だと、最後尾の席しか用意してもらえないのかな。
まあ、それでも、贅沢すぎるぐらいステージとの距離は近かったけど。
そして、チリコンカンとカレーが旨かったけど。
そして、いよいよ御大の登場。
御年、72歳。
サラリーマン風のスーツ、サラリーマン風のカバンには資料じゃなくて楽譜が詰まっている。
ピアノトリオ+トランペットという最小編成で、これぞジャズ!という贅沢な演奏が続いていく。
激しい曲では、ぴょんぴょん跳ねながら、足をどんどん鳴らしながら、
あのレジェンドが、目の前でスウィングしてらっしゃる(感涙)。
美しい曲では、細かなタッチや息遣いが、生音で伝わってくる。
あーー。なんて贅沢な!至福すぎる。最高の大人の遊びだこりゃ。
両親も連れてきたかったーー。ほんとに、行ってよかったです。
大野雄二 ソロピアノ ルパン三世 愛のテーマ - YouTube
そして、演奏陣も当然全員うまかったんだけど、
その中でも、上村信さんというベースの方が、すさまじかった。
もうほんとに、ベース聴いてるだけでも、十分満足できるレベルだった。
決して目立たない、絶対にピアノやトランペットの邪魔はしない、
なのに、そのウォーキングベースのラインは、ものすごくメロディアスで、
誰にも気づかれなくても、ずっとずっと美しい旋律を奏でていた。
ほんと、歌ってたな~。ベースでもね、歌えるんですよ、ほんとにうまいひとは。
だからってね、ジャコとかマーカスみたいに、
あからさまに前に出ちゃダメなのよ、ベースなんだから。
あくまで、泥にまみれるベースらしい立ち位置のままで、
それでも存分に美しいメロディをつむいでいくのです。
誰にも気づかれず、人知れず、縁の下から、曲を美しくしていくのです。
これぞベーシストの鏡!ファンになりました。
For Heaven's Sake - Kamimura Shin Quartet ...