5/14 MIKA@新木場STUDIO COAST
裏では、Sigur Ros@武道館、が。
ライヴを観るまでは、このチョイスが正解だったのか、
もやもやっとした気持ちもあったけど、うん、杞憂だったわ、完全に。
全曲、みんなで踊れて、みんなで歌える。
リード曲だけじゃなく、アルバム曲も全部。
でも、歌わせるために、踊らせるために、書いた感じもしない。
これが”キャッチー”で”ポップ”な音楽を突き詰めた音像なんだな、と心から思った。
パッと聴いて、誰でも口ずさめる楽曲、それがポップス。と、亀田師匠が言ってた気がするが、まさに、その最高峰。
明るく楽しく深く切実に愛を歌う姿からは、どうしてもマッキーを想起してしまうが、それにしても、グッドメロディにもほどがある。
コードもメロディも、決して簡単な作りじゃなくて、結構入り組んでるのに、まったくひっかかることなく、
鬼のごとく聞きやすい感じは、星野源にも通じるのかも。
もちろん、徳井さんを観たときぐらい驚うた驚異的な足の長さと、
レバノンの血が入ったエキゾチックなイケメンもあいまって、
ファンは、どこからどう見てもグルーピー気質で、超コア。
シザーシスターズは、一発屋的にフェイドアウトしてしまったけど、
ミィカタソには、たくさんのグルーピーに囲まれて、
このまま長く愛されるアーティストになってほしいと願うばかりだ。
MIKAと出会って5年あまり、ずーっとMIKAみたいな日本人の才能を探してる。
でもこれが、ほんとにいない。
もちろんいるわけないんだけど、将来的にそうなりそうなアーティストも見当たらない。
ポジティブな感情も、ネガティブな感情も、全部飲み込んで、
明るく楽しく、グッドメロディと歌で聞かせるアーティスト。
ゲイじゃなくてもいいから、どっかにいないかな。まじで。
http://www.youtube.com/watch?v=B-vLK2p25cg