5/18 空想委員会@渋谷クアトロ
インディーズシーンを席巻中の、空想委員会。2回目。
たぶん三十路近いボーカルを中心に、恋愛偏差値の低い男子が集まって、
日々胸にたまっていく行き場のない妄想を、パワーに変えてギターロックに乗せて、
ポジティブに吐き出して、客を躍らせることで有効活用していく、というコンセプト。
委員長(Vo)は、腕に腕章をつけてて、物販のことを購買部と呼ぶ。
売ってるものはボールペンや手帳。メンバーは全員スーツにネクタイのサラリーマンルック。
委員会、というよりは、中小企業に近いイメージで、
首尾一貫したコンセプトが、とても、よくできてる。
が、よくできたコンセプトに対して、曲が、どこにでもありそうなキャッチーなギターロック。
Number Girl、Base Ball Bear、サカナクションなどなど。
どこかで聴いたようなフレーズのミルフィーユ。
曲までキワモノだと、ここまで広がらなかったのかもなー、とも思いつつ、
でも、やっぱり、コンセプトがせっかく面白いだけに、
もう少し、曲や詞にも、コンセプチュアルな童貞臭さを、あくどく乗せてほしかったなー、
って思っちゃった。
キャッチーな曲に、個性を乗せるのは、難しいなー。
改めて、そう思わせられるライヴだった。
http://www.youtube.com/watch?v=ZFPLhDNvSto