4/5 スーダラ少年@渋谷eggman
およそ1年ぶりにして、初めてバンド編成で観る、スーダラ少年。
ライヴハウスでは数年に1度しか出会えない最高級の声質、
スピーカーがビリつきそうなほどの声量、
マジで神声すぎて、鳥肌たちまくりすてぃ。
アコギでしっとり、バンドだとファンクな感じも、永積くんっぽかったが、
そのベレー帽が物語るように、根っこにあるのは、
ブルースであり、近藤房之助さんのように聞こえる。そこがまたいい。
ただ、「恋愛の歌は、歌うのも、聴くのも、あまり好きじゃない」と言っていたのが、気になった。
いや、別にそれ自体は悪いことじゃないんだけど、
もし、普段の生活で、恋愛や好きな女性のことを考える時間があるのなら、
やっぱり、それを楽曲にも反映させていかないと、
自らのパーソナリティを表現しきれてないことになる気がした。
現状の歌詞は、少年時代の甘酸っぱい思い出を、歌う「おもひでぽろぽろ」系が多いし、
それがこの声に乗ると非常にロマンチックに聞こえるのだが、
もっともっと彼のことを知りたいのも事実。
たぶん、結構、毒っぽかったり、エッジの効いてそうなキャラが垣間見えるので、
その世界観を歌詞から受け取ってみたい。